課外のあらいぐま

被災した写真を洗浄・データ化する活動をしています。
持ち主の方が見つかっていない写真が今でも数多くあります。1日でも早く持ち主の方へお返しできるよう活動しています。

[2017/4/21更新]

■予定 現在公募中の活動はありません
お預かりした全ての写真・データの返却が済みました。作業的な活動は休止します。写真洗浄、データ化の依頼があれば再び動きます。返却活動をサポートする活動はこれまで通り続けます。また被災した写真のことでお困りのことがあればご相談ください。

■連絡先 kagaiguma★gmail.com (★→@)

1/8()9(16(20(水)
武蔵野市民社協ボランティアセンター分室


1月に入りました。分室の作業が続きます。
分室での作業は3ヶ月目に入りました。この頃は数日に1回のペースで分室へ通う日々が続いていました。朝一に社協さん本部へ伺い、そこから分室に向かいます。
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武蔵野市民社協さん本部です。
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ここが分室になります。正式には「武蔵野市民社会福祉協議会ボランティアセンター武蔵野分室」という名前です。市民福祉活動の場として社協さんが管理しています。

分室は本部から1キロ近く離れた場所にある一軒家です。9時頃に本部へ行き、9時半から作業開始というかたちで毎回やっていました。夕方は戸締まりのこともあるので必ず社協さんが立ち会います。寒い日も雨の日も毎回分室まで来ていただき終了を見届けていただきました。

武蔵野市民社協さんの名称は武蔵野「市」ではなく「市民」となっています。そこには「市民が主役の社会福祉協議会」という意味があるそうで、常に市民の視点に立った細やかな地域サポートをされていました。
あらいぐま作戦の活動は広域に参加を募っており、どちらかというと市民の以外の方が多いのですが、その点が問題にならないかとお聞きしたことがあります。社協さんの見解は市内で活動があるかぎり市民の活動で、変わりなくサポートをいただけるとのことでした。本当にありがたいことでした。
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館内にはボランティア募集のチラシを置かせていただいておりました。僕ら以外にも様々な活動が紹介されています。
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最初の写真返却は1月中に開始する予定で進めていました。1回目の返却写真はほぼ準備ができており、中心に進めていたことは2回目以降のポケットアルバムのまとめ作業です。
参加者は1月8日 2名、9日 2名、16日 3名、20日 4名です。情報・データ・アルバム修正と細かいことばかりですが、疎かにはできない作業が多かったです。
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アルバムはひと通りできていました。同じ持ち主の方のアルバムが複数ありましたので、その関連付けとアルバムの再編を主に行っておりました。
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確実に同じ持ち主の方とわかる場合はアルバムを合体します。数枚単位の写真では多く発生しました。
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同じ持ち主の方である「可能性が高い」の場合は、合体はせず関連付けで示す場合がほとんどです。近接する管理番号では多くありました。写真がたくさんあるアルバムは基本的に合体はしません。一部だけということも考えられるので「関連付け」として結びつけます。
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クローゼットに保管しているアルバムの大半は2回目以降に返却するものです。最初の返却は大判写真とフエルアルバムの予定でした。
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手掛かり情報の確認を進めます。「関連アルバム」の場合は幾つかのアルバムを総合して入力する場合があります。1冊目・2冊目・3冊目では判らなかったお名前が、4冊目で初めて判るというようなことが度々ありました。
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写真の並びがシーン別になっていない時は並びを変えます。複数の拾得写真が混じっている可能性も考えられました。シーンによって持ち主の方が違うということもあり得たので、なるべく中身の整合性を合わせることに努めました。
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2回目以降の返却は少々まとめに時間が掛かりそうでした。それでも2月中にはなんとか返却したいと考えていました。
1回目の返却はもうすぐです。週末に最後のまとめをして、週明けには発送することになります。
(K1) 

12/27(日)
中央コミュニティーセンター


年内最後の活動日でした。
中央コミセンにて10名の方にご参加いただきました。
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一年の締めくくりでもありましたので、午前中は作業中心、午後からは大掃除をする予定でした。
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前日スキャニングしたアルバムの再洗浄を行いました。ラミネートパウチのアルバムで、中に入った水により内側がかなり浸食していました。
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今後の劣化進行も予測できましたので、腐食した紙の部分は可能な限り取り除くことにしました。ピンセットで少しずつ紙のかけらを取り除いていきます。一通り取り除いた後はエタノールを吹きカビの活性を押さえる処置をしました(参照:カビの対策と除去)。
劣化はありましたが写真像はしっかり残っています。データ上でできるかぎりの処置をした上で複製アルバムを作ります。
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「データ洗浄」のための前処置をしていただきました。時間が掛かる作業になりそうでしたので、データ作業は他のアルバムを一通り返却した後で行う予定です。
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アルバムのチェックを続けます。
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ハードディスクには最終段階のデータが入っています。9割以上は完成している状態でした。問題がある場合はすぐに再スキャンをして修正します。
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午後からは大掃除です。これまで使用してきた備品を一通り綺麗にしました。
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この頃はほとんど出番がなくなりましたが洗い桶なども洗浄しました。いつかまた使うこともあるかもしれません。写真洗浄が行われている活動場へお送りすることもあります(12月前半には常総市の作業のためにお送りしました)。
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主に洗浄段階で使用した備品を綺麗にしました。かなり汚れていましたのでよかったです。すっきりしました。いつか使うときのために大切に保管します。必要な場合はすぐに紐解く予定です。また洗浄活動で使いたいという要望がありましたらご連絡ください。必要な「写真洗浄セット」をすぐにお送りします。
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大掃除終了後はいつもより少し早めに切り上げ、一年の納会を行いました。
浜千鳥酒造さん「大吟醸」「虎舞」とともに一年を締めくくり、返却実現を祈願しました。
皆さん一年間お疲れさまでした。
返却が実現できるように残る作業を続けます。
(K1)

12/18()19(21(月)26(
武蔵野市民社協ボランティアセンター分室


12月後半の分室です。
確認・修正作業を続けます。18日〜21日までは4日連続の作業日でした。20日がコミセンで、それ以外は分室です。ポケットアルバムの最終確認を進めていました。
18日 2名、19日 5名、21日 2名、26日 3名の方にご参加いただいています。
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2階の3部屋を使い、完成アルバムの総合チェックを進めます。
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アルバムとデータの最終確認です。10月以降に完成したアルバムが中心です。
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前半のアルバムは代表写真の変更がかなりありました。代表写真を変更するとともにアルバムの並びもそれに合わせ整えました。
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完成した写真を返却袋へ入れていきます。
写真単体を入れる場合は必ず厚紙を入れます。
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手掛かり情報の記入です。ずっと続けておりました。
アルバム表紙のインデックスに記入し、返却の際はこちらの情報と代表写真が決め手となります。
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リストに手掛かり情報を記入していきました。関連アルバムがあればそれぞれに番号を記載し、相互参照できるように紐付けます。持ち主の方が同じである可能性が高いアルバム同士です。1冊アルバムが見つかると、他のアルバムも同時に見つかることがあります。
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松浦さんが記録していた作業進行帳、通称「キティノート」と呼ばれていたものです。この1冊にアルバムとデータに関する詳細が記されています。現場ではすべての進行がこのノートをベースに進んでいたと言っても過言ではなかったと思います。課題のほとんどが記されていました。ノートを基にアルバム毎の確認事項を1つ1つクリアしていきます。
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後半の活動ではプリント写真を追加する作業など行っていました。
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大判アルバムの再スキャンです。カビによる浸食が大きいアルバムで、後にデータ補正を行う予定でした。現状では長期保管には耐えられないのではないかと思われましたので、データ上でできるだけ綺麗な状態にし複製アルバムを作ります。
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ペットボトルのダンボールがポケットアルバムの収納に丁度よいものでした。横幅がジャストサイズで、縦には少し余裕があります。ポケットアルバムの返却にはこの箱を使用することにしました。

年内の作業日はあと1日でした。着実に進み先が見える状態になりましたが、なかなか完了には辿り着きません。当初「年内を目処に」と言っていた分室での作業は1月以降も続けることになり、社協さんには申し訳ないかぎりでした。寛大にサポートしていただいたことには本当に感謝しております。
しかし、いよいよというところまでは来ました。
1月には必ず返却を開始する予定でした。
残る作業を続けます。
(K1)

12/13(日)
吉祥寺南町コミュニティーセンター


3週間ぶりのコミセン作業です。ここから3週間は連続開催です。
吉祥寺南町コミセンにて7名の方にご参加いただきました。
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荷物はこの日の作業に必要なものだけを持ってきました。一時期に比べると運搬の負担は大幅に減りました。南町コミセンさんで作業するのはこれが最後です。以降は分室と近場のコミセンだけでまとめることになります。
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ポケットアルバム+大判写真という組みアルバムの確認作業です。
パノラマ写真なども同様です。
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額が付いている場合は破損しないように緩衝材(プチプチ)で包みました。
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内容に少しでも不明点があればデータと照らし合わせます。
度々再スキャンをしていました。
場合によってはプリントする場合もあります。
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確認ができたものから袋に入れて密封します。
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袋の空気を抜く際に吸水ポンプを利用していました。参加者さんの手作りです。空気を抜くと袋の中が安定します。中でアルバムが暴れてしまうということもなくなります。
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ポケットアルバム+大判写真がある場合は、紛失を防ぐためにそれぞれに管理番号を記しました。合わせて1つの袋に入れ保管されます。
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ロビーではクリスマスの飾り付けが始まっていました。もうすぐ1年が終わります。

いつもは受付で次の予約を入れて帰るのですが、この日はご挨拶だけになってしまいました。
南町コミセンさんには本当にお世話になってきました。再び動くようなことがありましたら、また利用させていただきたいと考えています。
ありがとうございました。



12/20(日)
吉祥寺西コミセン分館


4連続日の3日目です。18・19・21日は分室でした。
分室には荷物を置きっぱなしでしたので、この日は別作業です。
大判写真+ポケットアルバムの準備を進めました。
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この時期は参加者の公募はしていませんでした。全員がリピート参加者さんです。
9名の方にご参加いただきました。
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年明けに予定していた第1回目の返却、それに続く2回目以降の返却に向けて準備を進めていきます。
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代表写真の変更により写真の並びを変えることがよくありました。この際にも気づいた際には裏面の汚れなどを落としていきます。
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ポケットアルバムの上段/下段の間に隙間があります。そこに写真が挟まって傾いてしまうことが度々発生していました。通常より小さな写真は可能な限りOPP袋に入れるようにしました。アマゾンさん「ほしいものリスト」を通じて沢山のOPP袋をご支援いただきましたので、細かなところにも対応していくことが可能になりました。
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管理票の最終チェックが済んだら、袋に入れて完成です。
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大判写真。最後の修正です。
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フエルアルバムも最後の再スキャン。
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参加者さんが持ち寄ってくれました。携帯クリーナー、吸水ポンプ、給油ポンプ。袋の空気を抜くのに大活躍しました。
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返却準備が整った大判写真です。
後は箱詰めして発送するだけです。データの返却もあります。データはサーバーを通して返却することになります。
翌日以降はまた分室です。
(K1)

12/5(土)7(月)11(金)
武蔵野市民社協ボランティアセンター分室


12月上旬の分室作業です。
完成済みアルバムの調整を続けます。
12月5日/7名、7日/4名、11日/6名の方にそれぞれご参加いただきました。
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2階和室にアルバム箱を広げ、隣の2部屋で作業をしました。
金曜土曜日は参加された方も多かったので作業の幅を広げました。
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10月以降のコミセンで仕上がったアルバムをこちらへ持ってきました。枚数が多いアルバムが中心です。
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データとの照合作業を進めます。
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アルバムインデックスに手掛かり情報を記入する作業をずっと続けていました。全体としては中盤に差し掛かってきたと思います。もうしばらくこの作業は続くことになります。
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同時にデータのリスト作りも続けます。手掛かり情報が記してあり返却に活かされます。

アルバムやデータを何度も見ている内に気が付くことがありました。それは同じ持ち主の方のアルバムが複数あるということです。1つのアルバムが分散してしまったのか、元々数冊に渡るものであったかは分かりません。少ないもので2・3冊、多い際は10冊以上が別件アルバムとしてあります。内容はほぼ共通しています。そのようなアルバムは同じ持ち主の方のアルバムである可能性が高く、共通するアルバム同士をそれぞれ関連付けする必要があります。

リストに「同件アルバム」の可能性がある番号を記録していきました。最終的にはアルバムインデックスにも記すことになります。

明らかに1つのアルバムだったものは合体することもありました。合体するか、関連付けに留めるかの基準は、「同一人物、同一家族、同一日時」など条件が重なるかどうかに拠ります。同じ方が写っているだけでは確証できません。そこはとても迷うところでしたが、迷った場合は合体せず情報の関連付けのみに留める、ということで進めていました。
1冊のアルバムが見つかると、同時に複数のアルバムが見つかることもある得るということが言えます。閲覧の機会は限られていますので、できる限りの可能性を結び付けていくことにしました。
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そのようなことも踏まえて手がかり情報の再チェックをしていきます。おそらく現地ではさらに多くのことが判ってくるのではないかと思います。こちらでできる最大限のところまでは進めました。
アルバムを見直せば見直すほど関連が見付かります。そのようなアルバムは最後まで返却を待つことにいたしました。全てのアルバムを確認した後で最終まとめをします。
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数枚単位で合体するアルバムはかなりありました。分散してしまった写真が別々に拾得されたものという可能性があります。そのようなものはすぐにアルバムを作り直します。同時にデータの再編も行いました。
10枚以上のアルバムになると難しいところがあります。共通項があっても、別の方のアルバムということも考えられます。アルバム同士の混在もいくつか見受けられました。実際のところは分かりませんので、そのようなアルバムは合体せず「関連づけ」という形でお互いを紐付けます。

アルバム同士の混在が疑われたのは、写真が散在していた状況から予測ができました。アルバムによっては部分的に返却になる可能性も推測されます。そのようなことはこれまで関わってきた返却会場では度々行われていました。陸前高田市思い出の品さんでは、必ず全ての写真がご自分のものであるかどうかを確認いただいてから返却をされているそうです。「一部の写真は私のものではない」というようなことは実際にあることです。そのためにもシーン別に写真を並べ変えることはとても重要なことでした。

2011年の頃に「集約段階の」状態を実際に見ていましたので、混在があり得ることは十分に想像ができます。集約段階では必ずしも整然とまとまっているわけではありません。あちこちに散らばっている写真を拾い集めてまとめる場合もあります。初期の活動ではバラバラになった写真を見比べながら合わせていくということを度々やっていました。釜石の初期段階は見ていませんので詳細は分かりませんが、写真のまとまりを見る限り同じことがあろうことは予測できました。

そのような状況を踏まえ、アルバム全体を見渡し、できる限りのアルバムを関連付けしていくことにしました(他で洗浄した写真を引き受けたことは、後に大きな意義があったことに気がつきました)。
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こちらの1200〜1500番台は1枚〜5枚単位の小さなまとまりが多かったところです。この単位の写真はアマゾンさんでも沢山洗浄をしていました。一通りのアルバムを返却した後に照合・再編作業をしていくことになります。「情報」「再編」という、形ではない部分のまとめはそれなりに時間を要しましたが、今から思い起こすとやっただけの結果はあったと思います。
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社協さんのご厚意により、アルバム箱をクローゼットに置かせていただくことになりました。セキュリティーがしっかりしていて安心できました。このことには本当に社協さんに感謝をしなければなりません。分室での作業がなければ大幅に返却が遅れていたことと思います。ありがとうございました。
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12月9日には中央コミセンで大掃除があり、課外のあらいぐまも参加いたしました。施設を利用する100名近くの方が参加され、共同で1年の汚れを落としました。

もうしばらく社協さんにもコミセンさんにもお世話になることになります。
いつも本当にありがとうございます。
(K1)

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