6月8日(日)の開催は御殿山コミセン。
23名の皆さんにご参加いただきました。
雨天の中ご参加いただきありがとうございました。
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いつも通り洗浄から始めました。
劣化が見られる写真は慎重に洗浄します。
いきなり全てを浸けてしまうと写真の像は簡単に剥がれてしまいます。
端の方から浸けて様子を見ながら洗浄します。
場合によっては、周辺の部分洗いだけで留める場合もあります。
さらにデリケートな写真は水洗いをせず、水拭き、あるいは乾拭きだけにする時もあります。
写真の状態に応じて対処をするため、ここは経験者の方の勘がとても重要になってきます。
経験者の方は初心者の方へノウハウを伝えていただけると助かります。
そして、班の皆さんで相談し合いながら進めることが大切だと思います。
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干す際は分かりやすく管理票がしっかり分かるように並べます。
複数列にまたがるアルバムは連結箇所に付箋を貼り区分が分かるようにします。
この日は少数単位のアルバムが多かったので、写真の区分けにはひときわ注力しました。
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この日の作業は主に釜石の写真が中心でしたが、
陸前高田のアルバム作りもしました。
手書きの管理票をアルバムにつけるインデックスに差し替えているところです。
この後データとの相互確認をいたします。
全ての確認が取れ、アルバムとデータが揃いましたら返却することになります。
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この日のスキャニングは少なめでした。
大判写真がメインです。
スキャン後は画質確認を入念に行いました。
十分な結果が得られなかった場合はすぐに再スキャンをします。
後にしてしまうと確認が大変になるので、その日の内に完結させるというのがとても大切です。

ドキュメントスキャナーのホコリ取りにCyberCleanというクリーナーを使ってみました。
スライムのようなどろどろした樹脂でホコリをくっつけて取ります。
なかなか効果的でした。
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午後2時半以降は新たに届いたアルバムのチェックと、管理票を入れる作業です。
作業は4班に分かれて総出で対応しました。
細かい単位のアルバムや、1枚バラの写真が多かったです。
バラ写真はすぐに取り出して1枚1枚管理票をつけ網袋へ入れました。

途中で網袋がなくなり、追加で買ってきたものもなくなり、やむを得ず網入れ作業を途中で切り上げるということになりましたが、終了間際になって隅のほうから網袋の束が出てまいりました。
申し訳ありません!
私の見落としです。
なにげなく網袋を傍に置いていたことを忘れておりました。
ご迷惑をおかけしました m(_ _)m
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リスト番号と元番号が違っている場合はその場ですぐに訂正していきます。
数字の打ち間違いというのは時にあるものなので、2重チェックをして間違いのないようにいたします。
皆さんで取り組んだ甲斐あって、確認作業は1時間半で終了しました。
ひとりでやると終日かかってしまう作業ですが、皆で取り組むと早いです!
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終了後は吉祥寺西コミセンに場所を移し、
急遽「デジぐまワークショップ」を開催。
PhotoshopとIrfanViewでの、データの切りだし方法、補正の仕方など、
スキャニング後のデータ作業についてを、釜石編・高田編に分けて共有いたしました。

これからは活動内にもデータ作業を取り入れていきたいと思っています。
理想はその日内完結ですが、ここばかりはなかなか難しいと思うので、
どうしても後日の作業が多くなります。
切り出し後は、最小限のダスト除去、色補正も行います。
スキャナごとに偏る色の癖もここで正します。
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この日深夜より松浦さんは、陸前高田・釜石へ行かれました。
高田では、要デジぐまアルバムの再調査。
釜石では主にROCKCORPSへ向けての次のアルバムの整理を。
整理・リストアップと管理票を付けるところまで現地で固めてきます。
管理票は取り違えも多いので控えには大きく「控」と入れました。
整理は釜石スタッフの皆さんと協働で進めているそうです。
様々な方々の尽力で写真が整っていくのだなぁと実感いたします。

先週はROCKCORPSの実施打ち合わせも行いました。
夏に向けて準備が整いつつあります。
これまでやってきた写真のまとめやデータの切り出しの作業もあります。
ひとつひとつを着実に進めてゆきたいと思います。
(K1)