9/19(土)
武蔵野市民社協ボランティアセンター分室
4日連続でやることになりました。1日目です。
9月の連休は最近ではシルバーウイークと言われるようになりました。この4日間は集中して作業を進めようということでセッティングしていました。
久しぶりに社協さんの一軒家で作業します。14名の方にご参加いただきました。
朝はまだ少人数です。リピート参加していただいている方は自由参加ということでやっていました。当日は遅く来ても構いませんし、途中で帰ってもOKです。もちろん今日は来れなくなりましたということでも可です。貴重な休日にお時間をいただいていますので、無理せず続けられる形でやっていました。
手掛かり情報抽出を進めます。もう皆さん慣れてきたので、それほど困ることはなかったです。進みは早いです。
「名札」「表札」はルーペをよく使いました。それでも判らないときはデータを見てみます。拡大すると読める場合もあります。既に判っていることもあるのですが、詳細に調べて新たに判明したことは多いです。お名前は写真の裏側に書いてあることもあります。とりわけ昔の写真に多かったです。スキャニングは写真の裏側も行っていました。
アルバム作りもまだあります。
写真の並び変えです。この日はあらかじめサムネールプリントを作っていました。データの並びに写真の順番を合わせます。奥のパソコンではデータの並び変えをやっていました。
コミセンほどスペースの余裕はないので、パソコンはあまり出しません。空いたスペースでアルバム作りを進めます。
午後からはさらに人数が増えました。
隣の部屋と、2階の部屋でも作業しています。
隣の部屋では押し入れスペースも使いぎりぎりやりました。ここは元々は住人の方が住んでいた一軒家です。空き家になったところを社協さんがお借りしています。僕ら以外にも編み物サークルの方々や、社協さん独自のイベントでも使用されています。押し入れには毛糸玉のストックが沢山置いてありました。
午後からは2階で撮影をしていました。
9月10日〜11日にかけて関東〜東北にかけて水害が起こりました。決壊する堤防と流れる濁流を見ていて、4年半前と同じ感覚が押し寄せます。被害が最小であることを祈りながら救助の様子を見ていました。広範囲が浸水した様子を見て、大切な持ち物が水に浸かってしまった可能性があることがすぐ理解できました。濡れた写真が時間の経過とともに変わっていく様子を活動の中では数え切れないほど見ています。この時点では写真どころではなく、どうすることもできないだろうなと思いつつ、気付いてからでは遅いかもしれないとも感じました。今すぐは無理としても、記憶に留めていただくだけでも今後違うかもしれない。そう思いすぐにブログを書きました(被災写真の応急処置)。
その後同様の活動をしている岩手・神奈川の方たちと連絡をとり(皆さん同じことを考え、既に動いていました)、初期対応についてのチラシを作ろうということになりました。その為の写真が必要で、この日の2階でその撮影をしました。
この話はまた後述します。
一気に記したブログ記事は不備だらけでその後何度も修正しましたが、ネットで伝えられることには限界があります。なんとか水を切り乾燥状態にすることだけでも直接伝えられないだろうか。そればかりを考えていました。
9/20(日)
西久保コミュニティーセンター
4連休2日目。西久保コミセン大広間です。
お馴染みの方々14名が集まりました。連続参加の方もいます。
手掛かり情報の作業は終盤です。アルバムを見ていて気がついたことがあればすぐ直します。小さな写真はアルバムから落ちないように一旦OPP袋に入れてからアルバムに入れていました。写真がOPP袋の中で乱れている場合もあります。また外側の方にあると外れてしまう可能性もあります。小さな写真はアルバムの一番奥に固定するようにしていました。
完成済みアルバムの総チェックを始めました。データと照合しながら、数が合っているかどうか、並びが合っているかどうか、メモスキャンがあるかどうかの確認をします。
状態に関する確認も同時にします。洗い過ぎがないかどうか、スキャンミスがないかどうか、データ補正の可能性があるかどうかなどです。
洗い過ぎを発見した場合は必ずデータプリントをします。注意を払って洗浄をしていましたが絶対になくすことはできません。人物像を中心に消えてしまった部分がないかを見比べました。背景についても同様です。
写真洗浄は写真を保護することが目的で、洗い落とすことが目的ではありません。洗浄をしていると、ぬるぬるしている状態がとても気になり落としたくもなります(ゼラチン層が崩れているためです)。全てを落としてしまうと真っ白の紙になってしまいます。写真は物ではなく、写っている像に意味があります。必ず写っている像を確認しながら、汚れの部分だけを落とすように気をつけなれればなりません。大切な像が落ちてしまいそうなときは、部分洗いやウェットティッシュの水拭きなどで慎重に対処します。
データ補正は「黄色になっている写真」を主な対象にしていました。大抵の場合は簡単に直すことができます。写真の色を構成している層は「シアン/マゼンタ/イエロー」の3層でできていて、一番下に当たるのがイエロー(黄色)の層です。バクテリアの浸食で上の2層が無くなり、イエローだけになっているという写真がとても多くあります。洗浄の際はイエローを洗い落とさないように気をつけていました。イエローの中には薄く輪郭が残っているものが多いです。補正することである程度の像を取り戻すことができます。具体的にはイエローを赤系に変換するか、彩度を下げるかします。それだけで像が出てきます。通常はその程度でも十分でしょう。さらに調整を加えると、ある程度のところまでは復元することができます。それ以上は余裕があればでよいと思います。突き詰めると際限なく時間が掛かってしまうためです。補正で良くなった写真は必ずプリントを追加するようにしていました。
この日は部屋が広かったので沢山パソコンを出しました。これからはチェックと修正が中心の作業になります。
補修・再拭き作業は依然続きます。
アルバム作りは補修が終わったものとデータ切り出しが必要だったものが中心です。
アルバム作成前のデータチェックは枚数が多いものが中心でした。
連休連続開催はあと2日間続きます。
いち早くの返却を目指していました。
(K1)
武蔵野市民社協ボランティアセンター分室
4日連続でやることになりました。1日目です。
9月の連休は最近ではシルバーウイークと言われるようになりました。この4日間は集中して作業を進めようということでセッティングしていました。
久しぶりに社協さんの一軒家で作業します。14名の方にご参加いただきました。
朝はまだ少人数です。リピート参加していただいている方は自由参加ということでやっていました。当日は遅く来ても構いませんし、途中で帰ってもOKです。もちろん今日は来れなくなりましたということでも可です。貴重な休日にお時間をいただいていますので、無理せず続けられる形でやっていました。
手掛かり情報抽出を進めます。もう皆さん慣れてきたので、それほど困ることはなかったです。進みは早いです。
「名札」「表札」はルーペをよく使いました。それでも判らないときはデータを見てみます。拡大すると読める場合もあります。既に判っていることもあるのですが、詳細に調べて新たに判明したことは多いです。お名前は写真の裏側に書いてあることもあります。とりわけ昔の写真に多かったです。スキャニングは写真の裏側も行っていました。
アルバム作りもまだあります。
写真の並び変えです。この日はあらかじめサムネールプリントを作っていました。データの並びに写真の順番を合わせます。奥のパソコンではデータの並び変えをやっていました。
コミセンほどスペースの余裕はないので、パソコンはあまり出しません。空いたスペースでアルバム作りを進めます。
午後からはさらに人数が増えました。
隣の部屋と、2階の部屋でも作業しています。
隣の部屋では押し入れスペースも使いぎりぎりやりました。ここは元々は住人の方が住んでいた一軒家です。空き家になったところを社協さんがお借りしています。僕ら以外にも編み物サークルの方々や、社協さん独自のイベントでも使用されています。押し入れには毛糸玉のストックが沢山置いてありました。
午後からは2階で撮影をしていました。
9月10日〜11日にかけて関東〜東北にかけて水害が起こりました。決壊する堤防と流れる濁流を見ていて、4年半前と同じ感覚が押し寄せます。被害が最小であることを祈りながら救助の様子を見ていました。広範囲が浸水した様子を見て、大切な持ち物が水に浸かってしまった可能性があることがすぐ理解できました。濡れた写真が時間の経過とともに変わっていく様子を活動の中では数え切れないほど見ています。この時点では写真どころではなく、どうすることもできないだろうなと思いつつ、気付いてからでは遅いかもしれないとも感じました。今すぐは無理としても、記憶に留めていただくだけでも今後違うかもしれない。そう思いすぐにブログを書きました(被災写真の応急処置)。
その後同様の活動をしている岩手・神奈川の方たちと連絡をとり(皆さん同じことを考え、既に動いていました)、初期対応についてのチラシを作ろうということになりました。その為の写真が必要で、この日の2階でその撮影をしました。
この話はまた後述します。
一気に記したブログ記事は不備だらけでその後何度も修正しましたが、ネットで伝えられることには限界があります。なんとか水を切り乾燥状態にすることだけでも直接伝えられないだろうか。そればかりを考えていました。
9/20(日)
西久保コミュニティーセンター
4連休2日目。西久保コミセン大広間です。
お馴染みの方々14名が集まりました。連続参加の方もいます。
手掛かり情報の作業は終盤です。アルバムを見ていて気がついたことがあればすぐ直します。小さな写真はアルバムから落ちないように一旦OPP袋に入れてからアルバムに入れていました。写真がOPP袋の中で乱れている場合もあります。また外側の方にあると外れてしまう可能性もあります。小さな写真はアルバムの一番奥に固定するようにしていました。
完成済みアルバムの総チェックを始めました。データと照合しながら、数が合っているかどうか、並びが合っているかどうか、メモスキャンがあるかどうかの確認をします。
状態に関する確認も同時にします。洗い過ぎがないかどうか、スキャンミスがないかどうか、データ補正の可能性があるかどうかなどです。
洗い過ぎを発見した場合は必ずデータプリントをします。注意を払って洗浄をしていましたが絶対になくすことはできません。人物像を中心に消えてしまった部分がないかを見比べました。背景についても同様です。
写真洗浄は写真を保護することが目的で、洗い落とすことが目的ではありません。洗浄をしていると、ぬるぬるしている状態がとても気になり落としたくもなります(ゼラチン層が崩れているためです)。全てを落としてしまうと真っ白の紙になってしまいます。写真は物ではなく、写っている像に意味があります。必ず写っている像を確認しながら、汚れの部分だけを落とすように気をつけなれればなりません。大切な像が落ちてしまいそうなときは、部分洗いやウェットティッシュの水拭きなどで慎重に対処します。
データ補正は「黄色になっている写真」を主な対象にしていました。大抵の場合は簡単に直すことができます。写真の色を構成している層は「シアン/マゼンタ/イエロー」の3層でできていて、一番下に当たるのがイエロー(黄色)の層です。バクテリアの浸食で上の2層が無くなり、イエローだけになっているという写真がとても多くあります。洗浄の際はイエローを洗い落とさないように気をつけていました。イエローの中には薄く輪郭が残っているものが多いです。補正することである程度の像を取り戻すことができます。具体的にはイエローを赤系に変換するか、彩度を下げるかします。それだけで像が出てきます。通常はその程度でも十分でしょう。さらに調整を加えると、ある程度のところまでは復元することができます。それ以上は余裕があればでよいと思います。突き詰めると際限なく時間が掛かってしまうためです。補正で良くなった写真は必ずプリントを追加するようにしていました。
この日は部屋が広かったので沢山パソコンを出しました。これからはチェックと修正が中心の作業になります。
補修・再拭き作業は依然続きます。
アルバム作りは補修が終わったものとデータ切り出しが必要だったものが中心です。
アルバム作成前のデータチェックは枚数が多いものが中心でした。
連休連続開催はあと2日間続きます。
いち早くの返却を目指していました。
(K1)
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