2/14(
中央コミセン


続きの活動報告を記します。コミセンです。
2/15にポケットアルバムの返却をしました。その前日に当たる14日。一旦それまでの流れから離れ、後発で返却するアルバムの再編をしました。
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1月末が最後のコミセンかもしれないと思っていましたが、すぐに前言撤回です。日曜日も作業日に充てたかったということと、後回しにしていた「同一持ち主の方」のアルバム整理を、そろそろ始める必要がありました。1日だけ分室を離れます。
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持ち主の方が同一であると思われたアルバムセットです。複数ありました。リスト上でチェックしていたものを一通り選出してまとめました。多くが2〜5冊以内です。
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このようなアルバムセットの多くは「関連付け」という形でまとめています。1冊該当アルバムが見つかると、他のアルバムも候補として見つかることになります。

1つにまとめたほうが合理的ですが、中には違うと思われる写真もあります。確証がないかぎりアルバムの合体はしません。集約された写真は必ずしも1冊1冊がまとまっている状態であったとは限らず、渾然としていた可能性もあります。そのようなアルバムは複数見受けられました。

写真同士が少しでも関連があると思われた場合は、情報で結び付いていますので、写真をお探しの方は関連の方も見ていただけましたらと思います。「●●-●-●●●●と同一の可能性」という形で該当のアルバムが記してあります。
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詰めのまとめを続けます。
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大判写真数枚とL判ポケットアルバムという組み合わせが多くあります。紛失しないように、それぞれに合番を記しました。
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この翌日に次の返却をしますが、この日作業していた写真の返却は3月・5月になります。「同一関連アルバム」「1枚単位の写真」など、確認することが多くあるアルバムは少し遅れて返却することになりました。
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データチェックとその調整はずっと続けていました。写真が全て揃っているかを確認するとともに、不良データがないかどうかの確認を行います。
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データ不良で最も多かったのがスキャン時の線ノイズです。ドキュメントスキャンで発生したものでした。データ上で消すことができるため、多くはそうしていました。どうすることもできない場合は再スキャンをします。一旦現地へお送りしたデータも一通りチェックをいただき、ノイズがあったものはやり直しをしました。
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再スキャンする際は再びノイズが出ないようにヘッドクリーニングを入念に行いました。

スキャニングの解像度は可能な限り高解像度で行っています。L判写真は原寸600dpiの解像度でスキャンをしました。証明写真やプリクラなど小さな写真はそれ以上のときもあります。目鼻や名札が潰れてしまうこともあるため、解像度は常に気を付けていました。
また将来的に劣化で原本が失われてしまう可能性もないとは言い切れません。なるべく綺麗なデータで残すことを心掛けていました。
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少しずつ返却できるアルバムが完成してゆきます。大きさがまちまちなのであまり多くを重ねることができません。厚紙を挟んで型崩れしないように包みました。
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同じ持ち主の方のアルバムはさらに増えました。
写真を見て「どこかで見た方かもしれない」と感じた場合はデータを別に管理していました。照合を繰り返すうちに関連付けアルバムは増えていきます。全てをカバーすることは不可能ですが、返却直前までこの照合は続けます。

この翌日には先立って返せるアルバムを返却しました(前述)。
引き続き進めます。
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