3/4()5(
武蔵野市民社協ボランティアセンター分室 (アルバム返却)
4/19(火)データ返却

4回目の返却です。
この回が最大の返却になります。ポケットアルバムの残り大半と、大判写真が付いた不定形のアルバムセット、個人の方の複数アルバムセットなど。合計21箱分の返却になりました。
20160304_01
前年秋より社協さん分室をお借りして参りましたが、この返却をもって終わりになります。分室での作業がなければ今回の発送は絶対に不可能だったと思います。
20160304_02
最後の確認をします。
20160304_03
ポケットアルバムに大判写真が付いている場合は厚紙を入れて補強します。強度が足りないと思われた幾つかを直前に交換しました。
20160304_08
箱に貼るラベルを準備します。
20160304_11
貼ります。データも箱ごとに整理しています。末尾は40番でした。
20160304_10
梱包します。緩衝材は新聞紙を丸めた簡単なものです。返却後も確認作業があるので簡単に出し入れできるような形にしました。
20160305_02
余った時間は5回目以降の返却準備を進めます。持ち主の方が同一と思われるアルバムセットです。これまでの作業中に沢山見つかりました。アルバムとリストでそれぞれ「○○○と同一可能性」という形で関連付けがなされています。
20160305_13
5冊以内の組み合わせが一番多く、中には10冊以上関連付けしたアルバムもあります。違う写真が入っている場合もあるかもしれないので、中身を確認していただいてから返却されることになると思います。
20160305_06
5日午後14時過ぎ、集荷が来ました。積み込みも大変だったと思います。宅配便ドライバーの方にもお世話になりました。
手前の壁のようになった箱は全てポケットアルバムでした。
20160305_07
平たい箱に入っているのは大判写真が付いているアルバムセットです。小さな額が付いていたり、プリクラ帳が付属していたりするものもあります。嵩張ってしまうので単体ポケットアルバムとは別に梱包しました。
20160305_08
発送が終わりクローゼットが空になりました。
残る荷物を撤収し、全ての部屋を掃除しました。
20160305_09
これにて長きに渡ったボランティアセンター分室での作業は終わりました。武蔵野市民社協さんには最大限の感謝を述べたいと思います。
本当にありがとうございました。
20160305_15
写真データです。
データは前もってプレビューをお送りして、ご担当の方に画質チェックを頂いておりました。再スキャンが妥当と思われた写真は3月5日までに終わらせています。
補正で直せる写真はここから先、約1ヶ月間で作業することになります。
ほとんどが軽微ですぐ直せるものばかりでしたが、全体量が多く返却までは少々時間が掛かってしまいました。毎日少しずつ進めていき(何人かで手分けをしました)、なんとか4月中旬で目処が立ち、リネームとJPEG化をしてサーバーへUPしたのが4月19日でした。
20160305_17
そして「手掛かり情報」。Excelファイルにまとめられています。
どのような形にするかは、かなり前より関係者間で度重ねて協議をしてきました。
汎用性がないもの、技術的に敷居が高すぎるものは利用の足枷になる場合もあるので、避ける方向で進めました。シンプルな素のExcelファイルで、誰でも取り扱えるのではないかと思います。絞り込み検索で条件を抽出することができ、そのまま利用することができますが、より高度なデータベースに転用することも可能です。
20160305_16
「手掛かり情報」はまず大きな括りとして、拾得された「地域名」があり、2011年当時の集約が継承されています(参照:旧市民文化会館展示 〜311アーカイブス釜石さんより)。
そして「個人名」「学校名」「会社名」「年代」・・ 様々な個別の手掛かり情報が記されます。
個々の手掛かりも2011年情報を踏襲し、さらに精査を重ね、新しく判り得た情報が追加されています。特に表札や名札などは徹底的に解読を試み、新規で記したものが多くありました(参照:活動報告 2015/9/19)。「学校名」に関してはより精緻になっていると思います。

釜石市内でデータチェックして頂く段階で、さらに幾つかのことが判明し、返却直前にも追記をしています。やはり地元の方が見ると違うものだ、という確信が大きくありました。これから先も追記が継続され、より返却が進んでいきますことを願っております。

これで9割近くの返却が終わりました。
ここから先は、場所を借りて「開催」という形で作業することはほとんどなくなります。細かな照合とデータ中心の地味な作業が続いてゆきます。進行上後回しにしていた作業にもひとつひとつ取り組んでゆくことになってきます。

同時並行で活動していた各写真洗浄団体さんからも次々に返却の報が届き、いよいよだな、という実感がありました。
引き続き進みます。
(K1)