真備洗浄に参加したことのある上智大学の学生さんがリーダーとなって学内で活動を始めるにあたり、課外のあらいぐまでは立上げサポートをさせていただいております。
打合せののち6/14にワークショップを行い、この日が初回でした。

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真備町洗浄@あらいぐま岡山より2世帯分の写真を送っていただきました。そのうちの1件をこの日は洗浄です。

泥に潜んでいるバクテリアが写真表面のゼラチン質を侵食し、洗うと像が剥がれて白くなってしまうため、僅かでも像が見える場合は洗わずに残すようにしています。
学生リーダーさんが実践を交えながら参加者さんに洗浄方法を伝えたあと、各自で洗浄を始めます。みなさん向かい合って和やかにお話ししながら、時には隣の人やリーダーと洗い方の相談をしながら進めていました。

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活動時間が短めなので、干し場は新聞紙に平置き。管理票の「はじめ」と「おわり」で挟むように写真を順に並べます。新聞紙の吸水力はかなりなもので、数十分でほぼ乾きます。

学生センターの職員の方の運営サポートもしっかりされていて、安心のスタートでした。
少しでも多くの若い方に「濡れた写真の処置法」を知っていただけたら、と常々思っていたので、学生さんが自主的に活動していただけて嬉しく思います。今後とも宜しくお願いいいたします。

(ま)