課外のあらいぐま

被災した写真を洗浄・データ化する活動をしています。
持ち主の方が見つかっていない写真が今でも数多くあります。1日でも早く持ち主の方へお返しできるよう活動しています。

2014年12月

吉祥寺南町コミセンにて初参加9名の方を含む23名の方にご参加いただきました。
まず初めにお詫び申し上げたいことは、私自身が遅刻をして荷物の到着が遅れたことです。
荷物が届かないと何も進められない活動です。
本当に申し訳ございませんでした。
なおかつ吸水タオルの大半を忘れてきてしまい、たまたま入っていた数枚のタオルをしばらく共用せざるを得なかったということも。
とんだご迷惑をお掛けしてしまいました。
反省いたします。
到着までに松浦さんより一通りのレクチャーがあり、セッティングもスピーディーですぐに軌道に乗れたことを感謝します。
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この日も前週と同じく水洗浄中心の作業でした。
しばらくこの作業は続きますが、水洗いしなければならない写真は今はだいぶ少なくなってきたと思います。残っている写真はケアに注意が必要なものが多いので多少なりとも根気と時間を要します。
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最近頻繁に来ていただいていいる男性です。
先日お聞きしたところお仕事へ行かれる前に参加されているとのことで、恐れ入りました。
この日は折しも遅刻した身であり恐縮のかぎりです。
もうしばらくすると洗浄中心の作業からアルバム制作にシフトすると思います。
これからもよろしくお願いいたします!

ちなみに2回目以降の参加者さんはメールではなく、「決め太郎」という自己申告制の入力フォームでエントリーしていただいています。参加したい日にご自身で「○」をしていただければOKです。お忙しい中、時間を縫うように参加される方も多いと思いますので、全てをご自身で管理していただく自由参加形式にしています。
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洗浄台の後ろのテーブルを仮干し台にしてから、作業がしやすくなったと思います。
ある程度まとまってから本干し場へ持っていくので把握がしやすく、洗浄台が空いて作業しやすくなりました。
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スキャニング班では残りの新規スキャニング、及び再スキャンも。
スキャナーについてはリピーターの皆さんは使い方をよく知っています。
どのアルバムを何のスキャナーでスキャンするのかを決めたら、後は自ら率先して進めていただいています。
終わったら「日付・お名前・スキャナ名」をフォルダに記しHDDにコピーします。
この段階までをスキャニング班で管理します。
初めてスキャンを担当される方には、リピーターの皆さんより説明をしていただいています。
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久々にサニーさんがやってきました。
りす会・光が丘・昨年までの課外とずっと一緒に活動を続けて来ました。
現在は流山で自ら写真洗浄活動をしておられます。こちらで取り組んでいる写真とは別の地域の写真です。
お近くの方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
被災写真洗浄活動@流山
Blog : http://ameblo.jp/sunnyblog/
Facebook : https://www.facebook.com/guma.nagareyama

サニーさんとはいろんな話をしましたね。
この日はScanSnapを担当してくれました。スキャニング・データについてもいろいろと意見交換しあうことができてとてもためになりました。帰りがけも台車を転がしつつお互い話止まらず。最後までずっと付きあっていただいてしまったのでした。とても有意義な再会でした。
流山では一旦返却をして落ち着いていたようですが、最近また活動を再開したとお聞きしています。なかなかこちらから出向くことができずにおりますが、影ながら活動を応援しています。

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いつも遠方から駆けつけてくれる参加者さんです。
ROCKCORPSの際にも熱心にサポートしていただきました。
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ご近所より継続して参加してくださっているベテランの方です。
近隣の方も遠くから来ていただける方も、様々な参加者さんがいて成り立つ活動です。これからもよろしくお願いいたします。
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裏側にインクの染みが多く残っている写真はエタノールで再拭きします。最後の段階です。
水作業が終了した後はこのような再拭き作業も行っています。
写真を再度見直しすることは大切なことだと思います。
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先週に引き続き陸前高田へ返却するアルバムの仕上げもしました。
代表写真をOPP袋に入れ表紙へ貼り、情報を記した管理票も貼ります。
アルバムが複数に渡る場合はしっかりとテープで固定し崩れないようにします。

テープは長期保存でも変質しにくい「透明美色」というテープを使っています。
Amazon様のリストを通し全国の皆様からご支援いただいたものです。
通常のセロハンテープは数年で変色し接着成分がベタベタしてきますので、可能な限りこちらのテープを使うことにしています。
完成したアルバムはこの数日後データを整え返却いたしました。

皆さん1日お疲れさまでした!
(K1)

中央コミセンにて初参加2名の方を含む19名の皆様にご参加いただきました。
ここにはエレベータがありませんので、荷物は3階まで階段で運ぶことになります。
1階ロビーで荷物を一旦降ろし、1人1つずつ、重い荷物は2人1組で運びます。
階段の日はなるべく荷物はコンパクトになるように努めていますが、スキャナーも洗浄具もあります。もちろん写真の入った箱もあるのでそれぞれ手分けして運ぶことになります。
作業開始前の運搬にご協力いただけましたら助かります。
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この日もメインの作業は水洗浄です。
午前中から昼過ぎまではひたすら洗いました。
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基本は洗い桶とすすぎ桶の1人2桶で作業します。
人数が多いときは桶を共用する場合もあります。
その他に吸水タオル・吸水スポンジ・メラミンスポンジなどが置いてあります。

吸水タオルと吸水スポンジは洗浄後に水分を吸収する際に使います。
表面が綺麗な写真は十分に水分を吸収してから乾燥させることになります。
インクが滲んでいる写真は滲んでいる部分を避けて吸収します。大きく滲んでいる場合は吸水タオルを使いません。当てるだけで剥げてしまう場合もあるので注意が必要です。水分吸収は乾燥時間を短縮するための措置ですので必須ではありません。
写真の状態を見て判断してください。

メラミンスポンジは角の汚れを洗浄する際に使用します。
これで表面をゴシゴシ擦ることはしません。部分的に洗浄する際にはとても効果的に使用することができます。

裏面に台紙の糊がついている時は、水に濡らす前に取っておくと良いと思います。
この場合はナイロンたわしやコテを使います。
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洗浄の際は立って作業する方もいますし、椅子に座って作業する方もいます。
各自好きな姿勢で構いません。長時間同じ姿勢で作業していると疲れてきて集中力も切れてきます。立ったり座ったり、時々姿勢を変えてみるのも良いと思います。長いこと腰をかがめ続けていると、腰を痛めてしまう場合もありますね。
背の高い方が辛そうにしている様子をときどき見受けます。桶の位置が低いと感じた時は、桶の下に裏返しにした桶をもう1つ挟むと無理のない姿勢でできると思います。僕が洗浄するときは大概そうしています。

そして適度に小休憩を入れながら取り組んでください。
午後には決まった休憩時間がありますが、その他の時間でも各自小休憩を入れることは自由です。
無理をする必要はないです。疲れたら少し息抜きしてください。その方が作業を続けるに当たっても良好です。
しばらく持ち場を離れる場合は混乱防止のため「途中」と書いたメモを必ず置くようにしてください。
作業を引き継ぐ場合は周囲の方への伝達もお願いします。
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部屋全体はこんな感じです。
この日は比較的小グループで固まって作業していたような感じでした。
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洗浄台の後ろは仮干し台です。
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部屋の後方は本干し場です。
仮干し台が一杯になったら、アルバム単位でこちらに移動させます。
送風機の風が横から入るように並べます。
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洗浄は乾燥時間を考慮して14時半には切り上げます。
その後は乾いた写真をアルバムごと回収してゆきます。
必ず枚数を確認し、管理票と照らし合わせて回収するようにしてください。
ここで枚数が合わない場合は、数え間違えか回収し忘れということになります。

枚数が合わないときは数え直しをして再確認をしてください。数え間違えることはよくあることです。
再確認しても合わない場合は回収を凍結し、周囲の写真をくまなく見渡すようにしてください。もしくはデータ照合をするなど、不一致は放置をせず必ずその場で解決するよう心がけてください。確認に時間が掛かっても構いません。
ほとんどの場合はすぐに解決しますね。大抵は傍らに仮置きしていたり、小さい写真が大きい写真の合間に挟まっていたりする場合が多いです。
回収時の不具合をそのまま流してしまうと、後から照合することはとても大変な作業になってきます。混在が起きた場合などは目的の写真を捜すことは非常に困難になります。
問題が起きたときは周囲にその日洗浄した写真があるうちに解決するということが重要になってきます。

並べる際も回収する際も最大限注意を払い取り組みますが、人の手でやっている以上ミスが起こることはあります。こればかりは仕方がないことです。どんなに注意しても起こりうることですので「確認作業 + その場で解決」ということを心がけていきましょう。問題が起きた際はうやむやにせずに必ず申し出るようにしてください。早ければ早いほどすぐにリカバーできます。
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スキャンチームです。
この日は損傷があるデリケートな写真アルバム、メモ類など付属物が多いアルバムを中心にスキャンしました。比較的フラットベットでスキャンする写真が多かったです。
スキャニングに慣れている方々にお願いしました。
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再スキャンが必要なアルバムのスキャニングもしました。
スキャニング結果が良好でなかったり、紙の張り付きがある写真などです。
紙が張り付いている写真は再度剥がすことが出来るか確認して、剥がすことが出来れば剥がして再スキャンをします。
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Fさんにはアルバムごと再スキャンが必要なセットをお願いしました。
多くがヘッドが汚れたままスキャニングをし、データにノイズが入ってしまったものです。
こまめにヘッドクリーニングをし、画質確認をしていれば防げたことでした。
再スキャンでは再びノイズが入らないよう度々ヘッドクリーニングをしながらスキャニングしました。
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再スキャンが終わった写真は、すぐに元アルバムのデータへ統合します。
ここでも「すぐにその場で」ということが大切でした。
「イレギュラーを放置しない」ことは様々に作業が重なる中では重要なことだと感じました。
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ROCKCORPSから続けて参加していただいているTさんには写真の並べ替えをしていただきました。年代やシーンがバラバラになっていたものです。
写真が撮られたシーンごとに並べ直します。
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水洗浄が終わった後は、汚れが残っている写真の再拭き・補修など仕上げ作業をしました。
1枚1枚再度確認をし、不十分な場合はここで解消します。

裏面や角のインク滲みはエタノールを少しつけたコットンで拭きます。
砂がまだザラザラしている場合はハケやカードで再度落とします。
洗浄が済んだとは言え全体的に粉っぽく感じる写真もあります。
乾いた布で拭いてさらっとした状態にします。

破れている写真は裏打ち補修をします。
角が欠けているだけの写真は基本的に補修まではしません。
そこまでしていると返却までに膨大な時間が掛かってしまうからです。
そのままにしておくとどんどん破れが進んでしまうような写真に限り集中して補修します。
台紙糊が残る場合はナイロンたわしで落とします。その場合もどうしても取れないときは諦めます。深追いはしません。作業時間と写真返却についてを念頭に入れ、写真を手にされたときのことを想定して綺麗にしてゆきます。
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アルバム化の前に調整しなければならないことは多少なりともあります。
最後の見直しと仕上げはよりよい状態でお返しするために必要です。
このような細かな対応はアルバムを作り始めてからもずっと続くことになると思います。
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この日洗浄した写真は主に釜石の写真でしたが、陸前高田へ返却するアルバムの仕上げもしました。
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ほぼまとまりました。
後はデータ照合して、再スキャンの要/不要をチェックすれば完成・返却です。
ChuoComisenDayori
中央コミセンさんの『コミセンだより』で当方の活動を紹介していただきました。
地元のコミセンさんよりサポート頂けることはほんとうに嬉しいことですね。
近所の方で知らない方も多いと思いますので、この告知を目にした方がさらに参加していただけたらよいと思っています。
次回の中央コミセンでの活動は12月21日(日)。2014年最後の活動になります。
この日は早めに作業を切り上げて機材のメンテ、道具の掃除などする予定です。
終了後は軽く納会をして1年を締めくくろうと思います。

また12月10日(水)にはコミセンの大掃除があります。
コミセン利用者による自主参加の大掃除です。
日頃お世話になっているコミセンを利用者自らの手で綺麗にするということは意義高いことでしょう。
課外のあらいぐまでは、中央コミセンと吉祥寺南町コミセンの2館へ分かれ参加する予定です。

■中央コミュニティーセンター      大掃除 12/10(水)10時〜(K1)
■吉祥寺南町コミュニティーセンター 大掃除 12/10(水)10時〜(松浦)

ともに2時間程度です。平日になりますが、途中まででも構いませんのでご協力いただけましたら助かります。お手伝いいただける方は決め太郎へ入力願います!
http://www.freeml.com/kimetaro/PRSACp

今回は比較的細かな注意点ばかりを述べましたが、作業は平易に進むばかりではなく修正の繰り返しで進んでいくということをご理解いただけたらと思います。
皆さん1日お疲れ様でした!
(K1)
 

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