課外のあらいぐま

被災写真の洗浄・データ化をしています。東日本大震災で被災した地域の写真救済活動に取り組んできました(陸前高田市・釜石市)。
現在活動を再開し、2018年西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の活動サポートをしています。
写真のことでお困りのことがあればご連絡ください。

2016年12月

武蔵野市民社協ボランティアセンター分室
2/12(
)13()15(月)アルバム返却
2/19(金)データ返却

2回目の返却準備がほぼできました。
梱包します。まずは4箱分をお送りすることにしました。
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送料を考えると一括でお送りするほうが効率的ですが、現地での受け入れ負担考えると望ましくありません。この時期、他の活動場からも戻ってきていることをお聞きしましたので、少しずつ返却していくことにしました。写真やデータを確認する作業は想像以上に大変なことです。前半の仕上がっているところから順に返却していきます。
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同時に3回目以降の返却準備も進めます。一通りのアルバムを箱に梱包してゆきました。
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新聞紙を丸めて緩衝材を作ります。
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確認作業がまだありますので、簡単に中身を取り出せるような形にしました。頻繁にアルバムを抜き出して個別修正をしていきました。
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データを整えます。3回目以降のデータはまだ出来ていません。当分の間データ作業は続きます。
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袋に封入する前に表紙を再び綺麗にします。
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作業管理票は役目を終えました。
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何かあればすぐにリストと照合します。原本アルバム・写真データ・手掛かり情報、それぞれが必ず一致している必要がありました。
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前列の箱はほぼ問題がありません。後ろにある分はまだまだ確認することがあります。
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運搬に大活躍してきたカーゴを洗浄しました。カーゴがなければ活動の範囲はもっと小規模なものになっていたと思います。本当にありがとうございました。
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返却当日です。直前までデータを見ていました。返却後は容易に照合できませんので、万全を期していても気になります。いくつかのデータを直前に変更しました。返却後に気づいたことは個別に差し替えのお願いをして対応することにしました。
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2月15日(月)2回目の返却発送です。4箱全てがポケットアルバムです。
データは19日(金)までにリネームとJPEG化を終えサーバーよりお送りしました。
まだまだあります。次の返却に向けて作業を続けます。
(K1)

2/1()3()46(土)8(月)
武蔵野市民社協ボランティアセンター分室


整理が終わり分室に戻りました。
2回目・3回目・4回目の返却準備を進めます。大半のアルバムを2月3月で返却することになります。2月1日 2名、3日 4名、4日 2名、6日 7名、8日 2名で作業しました。
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1月末の整理でアルバムは返却番号順に整いました。
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まずは箱ごとに全てのアルバムが揃っているかどうかをチェックしました。データもこれに従い整理します。
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返却用に準備した箱にアルバムを移していきます。
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アルバムの表紙はチェック作業などで触れている内に目に見えず汚れています。
箱に移す前に全てのアルバムをもう一度乾拭きしました。
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1冊1冊を返却用の袋に入れ箱にまとめます。
この段階でプリント写真も相当数追加しました。特に代表写真が不鮮明な場合などは注意しました。明るくしたり拡大したり、より見つけやすい代表写真にして追加しました。
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アルバムからはみ出る写真がある場合は、厚紙で補強します。
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最後の調整を続けながら、アルバムを箱に収めていきました。
2月中旬頃には2回目の返却をします。
(K1)

1/31(
中町集会所


1ヶ月ぶりのコミセンです。年が明けてからは初めてでした。
中町集会所にて9名の方にご参加いただきました。
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分室から完成したポケットアルバムを運んできました。
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整理を始めます。ひと通り開封し準備しました。開始前のミーティングです。
作業上の管理番号(K-0000)から、実際の返却で用いる釜石管理番号(00-0000-0000)に並び変えます。作業中は間違いを避けるために桁数の少ない番号を使っていました。実際使用する管理番号はより桁数が多い番号です。地域や種別などさらに細かく分類されます。
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箱を広げるとその量に驚きます。数万枚分のアルバムがありました。しかし箱に収納するととてもコンパクトです。保管時は半畳分のスペースに全て収まっていました。展開時にスペースを要しても、保管時は省スペースで済むということかもしれません。「保管スペース問題」に可能性を感じる機会でもありました。
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整理を開始します。返却用の番号に並び変えます。管理票には両方記していました。並び変えしながらリストをチェックしていきます。

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午前中に一通り並び替えが終わりました。一旦外に出します。
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箱が空いたところで返却袋をまとめました。地域ごとに番号が分かれています。
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再び箱に戻します。今度は返却管理番号順になっています。
「この場が返却会だったら」とつい考えてしまいます。このままできそうです。予行演習をしているかのようでした。いつかその日が訪れることを願っております。
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ひと通りの整理が終わり箱を閉めます。
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整理をしている傍らで黙々とアルバムを作っていただきました。少数ですがアルバム作りはまだありました。
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返却用の箱にラベルを付けます。30箱は越えそうでした。ポケットアルバムを入れる箱はペットボトルの箱が丁度よかったです。中でもポカリスエットの箱が一番丈夫なものでした。ポケットアルバムはこの箱に入れて返却することにしました。
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30箱目まで一通り準備ができました。後は必要な分だけその都度作っていこうと思います。
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終わりました。全体の作業は終盤になり、コミセンで活動を行うことは今後あるかどうか分かりませんでした。実際にはありましたが、この時はこれがコミセン最後の日になるかもしれないと思っていました。
終わりの会で進行状況とその後の展望を皆さんにお伝えし、何人かの方からお別れの言葉を頂きました。ありがとうございます。参加者さんあっての活動で、皆さんに支えられ、愛された活動だったと痛感しました。

お別れは寂しい限りですが、手元に課題がなくなることは望ましいことです。こちらの手を離れる機会が次の一歩であることは間違いないと思います。
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この日のカーゴはとても重かったです。運搬を手伝っていただきました。
返却目前です。2月3月で概ねの返却を行います。
(K1) 

1/27()28(30(
武蔵野市民社協ボランティアセンター分室


1回目の返却(大判写真・フエルアルバム)が終わりました。
2回目以降の返却に向けて準備を進めます。次はポケットアルバムでした。
1月27日 3名、28日 4名、30日 5名の方にご参加いただきました。
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ポケットアルバムは沢山あります。全体の8割くらいはポケットアルバムだったと思います。アルバム化とデータ化はほぼ終わっています。後は確認すること、整合性を取ることです。
その後の運営を考えた場合、以後手を煩わせることがない、という状態が望ましいと考えていました。5年目の現実は作業中に幾度も考えたことです。返却運営に直結できるということが何より必要な条件で、不具合を残さないように努めました。
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手掛かり情報の精査・再編を進めます。これにより幾つものアルバムが関連付けできました。1人の持ち主の方で1箱近くある場合もあります。

どなたの写真もそうなのかもしれませんが、子どもの頃の写真は沢山あります。幼少期から成人するまで間の写真が、全体の中では最も多いところでした。検索する際は「お名前」の次に「ご出身の学校名」を探すのがよいのではないかと思いました。学校名と年代だけでもピンとくるところはあると思います。その他、企業名・祭組の名称・サークル名など具体名で分かるところは可能な限り入れてます。旅行写真では旅行先なども記してありますので、判断の指標になると思います。
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データと実写真の照合確認を進めます。2L判の写真もポケットアルバムと同時に返却することになります。
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「要プリント」というのはデータ上で状態が良くなった写真をプリントするということです。イエロー補正をした写真をはじめ、元写真の像が薄い場合はなるべくプリントを付けるようにしていました。「写真を見つけやすく」ということを基準に考えました。
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31日のコミセンに一旦アルバムを持ち出す予定でした。課外で使っていた作業上の管理番号「K-0000」から、実際の返却に使用する釜石管理番号「00-0000-0000」に番号の付け替えを行う予定でした。そのためにアルバムを箱毎にまとめ整理しました。引き継ぎしたアルバムもここで全て合流することになります。
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3ヶ月ぶりにアルバムを分室から出します。コミセンで整理を終えたらまたこちらへ戻ってきます。カーゴ1台分ほとんどがポケットアルバムです。
翌日のコミセンに備えます。
(K1)

1/25(アルバム返却 武蔵野市民社協ボランティアセンター分室
2/1(月)データ返却

いよいよ1回目の返却です。4名の方にご参加いただき発送作業をしました。
準備は週末にほぼ出来ていました。検品と梱包を済ませたら発送です。午前中の内に宅配便の集荷をお願いしました。
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A4サイズの中判の写真です。集合写真が多くあります。梱包した箱にはラベルを付けて内容を記すことにしました。
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B4以上の大判写真です。全ての袋に折れ曲がり防止用の厚紙を入れました。
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フエルアルバム最後のチェックです。アルバム返却後は再スキャンができません。メモなどが全てあるかどうかしっかり確認しました。
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代表写真と手掛かり情報はたすき掛けにしました。
ひとつひとつを厚めの袋に入れて梱包します。
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14時過ぎに宅配便の集荷が来ました。1回目のアルバム返却になります。

見通しすら立たない状態から進めてきてやっとこの日になりました。ひとまず良かったです。しかし、それはこちらの手を離れたというだけで、持ち主の方に返ったわけではありません。ぬか喜びはできません。これから先の本当の返却を祈るばかりです。いつか確実にお手元に戻る日が来ると信じています。

そしてデータです。データの返却をもって任務完了です。アルバム化はかなり前に終わっていましたが、データ修正の可能性があったので、ずっと原本の返却ができずにおりました。非常にもどかしい思いで数ヶ月間を過ごしましたが、ようやく共に返却することが可能になりこの日を向かえました。

データは諸々微調整をした後、1週間後の2月1日にサーバーを通してお送りいたしました。
5箱分のスキャンデータと手掛かり情報を集約したデータベースになります。
最初の目標はクリアしました。よかったです。
次へ進みます。
(K1) 

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