2014年初回の活動は吉祥寺南町コミセンにて。初めてさん5名も加わり、16名の方にご参加いただきました。先日東京MXで放送された写真洗浄の取り組みの紹介を見てご参加いただいた方もいらっしゃいました。

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新規の写真が届きました。これから取り組むことになります。
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初回ということもあり朝はいつもより長めのレクチャーになりました。マニュアルも管理票も新しくなり、皆さんで作業の流れを確認しながらの進行です。

アルバムからのハガシを始めました。


アルバムから写真をはがす時は、まずは表面のセロファンが付いたまま解体します。表面のセロファンは取り出した後にはがしてゆきます。写真がくっついている場合があるので、ここは慎重に進めます。写真からセロファンがはがれない場合は、セロファンは取らずにそのままにします。
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はがした後の写真は泥払いをします。裏面に糊が付いている場合もあるので、その時はナイロンたわしを使い糊を落とします。どうしても糊が取れない場合、あるいはインクが滲んでいる場合はエタノールを少し付けると取りやすくなります。

管理表は「前処置」「スキャン」「後処置」と工程表記を簡略化しました。


下の部分はフリースペースにして何でも書き込めるようになっています。作業上に気づいたことがあれば何でも。「メモあり」「フィルムあり」など。作業上の伝達事項があれば引き継ぐ人が困らないようにしっかりと書き込んでいきたいですね。この余白だけで足りなければ付箋をつけても構いませんし、気がついたことはその都度書き込むようにしましょう。

作業的には「前処置」にはハガシ・泥払い・ラフ洗浄あたりまで。その後、乾燥を経て「スキャン」。スキャン後に仕上げをすることになります。
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仕上げで本格的に洗浄することになりますが、全ての写真を水洗いすることはありません。損傷が大きく乾燥している写真は、乾拭き・水拭きで処置をし、できるかぎり像をいたわりながら作業を進めます。

最も心がけたいことは写真に写る「像を残すこと」。いつも心に留めておきたいですね。


そしてもう一つ大切なことは「乾燥させること」。乾燥が不十分な写真が返却後に劣化が進んでいた例がこれまでに何度か報告されていました。反省を活かし十分な乾燥を心がけたいと思います。

ハガシとラフ洗浄が終わった写真は活動時間中は可能な限り風を通し乾燥させることにしました。東京文書救援隊さんよりご支援いただいたサーキュレーターを使用します。コミセン内では写真を干しておけない条件もありますので、サーキュレーターは必需品です。この時期の乾燥した空気を味方につけます。
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どうしてもベタ付きがとれない写真は、面で風を受けるようにすると30分ほどで処置がしやすいレベルまで安定するようです。ハガシの後は、少なくとも1週間以上は乾燥させられるように工程を組みたいと思います。

備品の整理もしました。


各班ごとに1箱にまとめ、道具を探し回らなくてもすぐに作業を開始できるようにしました。まだ足りないものがいくつかありますので、次回の活動日までには補充しておきたいですね。
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これからまた末永い活動が始まりますが、力を尽くしていきましょう!
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皆さまお疲れさまでした!!

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