課外のあらいぐま

被災した写真を洗浄・データ化する活動をしています。
持ち主の方が見つかっていない写真が今でも数多くあります。1日でも早く持ち主の方へお返しできるよう活動しています。

カテゴリ: お知らせ

(▼2018/7/6追記)
水没した写真の応急処置について。
写真を「乾かす」「泥を払う」「洗う」
以上が大切なことです。
処置法は実践する際にご参照ください。

(▼2015/9/23追記)
『水に濡れた写真の応急処置』チラシです。返却・洗浄活動に携わった各地の有志で作りました。掲示・配布・配信自由です。PDFはコンビニのコピー機で「文書プリント」が可能です。USBメモリに入れてお持ち込みください。そのまま印刷入稿することもできます。

モノクロ版 PDF ▶ https://goo.gl/8x7CtU
カラー版 PDF ▶  https://goo.gl/cktZzC
v2_mono

(▼2015/9/14記)
災害地や洗浄現場でこれまで実践したことの一部です。写真を保護するにあたって必要なことがあれば参考にしてください。写真の状態に応じて処置していただければと思います。

アルバムの乾燥
フエルアルバム/ポケットアルバムなど

水没した写真アルバムは、早期に水から引き上げることが必要です。そして早期に乾燥させること。泥水には多くのバクテリアが含まれ、濡れたままにしておくと短期間で写真のゼラチン質が分解されてしまいます。できるだけアルバムが乾きやすい状態にしてください。
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アルバムを立てて開くとページ内がよく乾きます。扇型にページを開き、中が空気に触れる状態にしておきます。洗濯ばさみがあればページを留めておけます。新聞紙など吸水性のあるものが近くにあれば利用してもよいです。泥をできるかぎり払っておくことも大切です。

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額入り写真
額入りの写真はなるべく早めに額から出して乾燥させてください。ガラスに張り付いて取れなくなる場合があります。早期の取り出しが大切です。もしも張り付いてしまった場合は無理に剥がさないほうがよい場合が多いです。写真像が剥がれてしまうことがあるためです。額に入れている写真は大切な写真が多いのではないかと思います。剥がす時は慎重に対処していただけましたらと思います。剥がす前にはデータを撮っておくことをお薦めします。
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台紙付き写真

泥が中まで入っていたら解体して中の泥を落としてください。ハケがあると便利です(ハブラシでも)。台紙のクリーニングは消しゴムも役立ちます。ガムテープで汚れた面を剥がす、他の厚紙に換えるなども有効です。全体にカビが蔓延していたら台紙は諦めるほうがよいでしょう。その際は写真だけ保護して別のアルバムへ移し替えます。替えの台紙は数百円〜千円くらいで売っています(amazon.co.jp 写真台紙)。写真のサイズはこちらご参照ください(用紙サイズ一覧.com)。
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アルバムの一時保護について
拾得したアルバムを一時保護する場合は、なるべく雨水に濡れない状態で保護してください。可能であれば屋根のある場所。屋外であれば覆いを被せいただけるとより確実に保護できると思います。雨水が溜まりやすいプラケースなどを避け、排水性のよい容器に入れていただけると二次的な水没も避けられます。また風に飛ばされないようにしておくことも大切です。泥を払い、立て掛けておくと水分が滞留せず写真の劣化も最小限に抑えられます。やむを得ず現場に残す場合は伝言を記すとよいです。
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持ち主の方が判る場合は直接お渡しするのが一番よいかもしれません。お渡しできない場合や持ち主不明の場合は、指定された集約場所へ持ち寄ります。後から持ち主の方に引き取られることになります。どこで拾ったのか、誰が写っているかを伝えることが後々返却に繋がる手掛かり情報になってきます。しかし泥出しや家財の片付けを行っている段階では、不用意に移動させると返却が遠のいてしまう場合もあります。まずは近くに居る方に心当たりはないか聞いてみる必要があると思います。
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ビニール袋に入れっぱなしにすると、カビやバクテリアが繁殖しやすくなります。なるべく湿気が籠もらないようにしてください。

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写真の洗浄
水洗い

水没した写真はできるだけ早期に水洗いすることが望まれます。
必要なものは、水、バケツ、吸水用のタオルなどです。バケツに水を張り、写真を水に浸して少しずつ汚れを落としてゆきます。大抵の写真はこれで綺麗になります。
表面が腐食している場合は絵柄が落ちてしまう場合があるので慎重に洗浄します。写真の端の方から少しずつ大切な絵柄を守りながらゆっくり洗ってゆきます。ぬるぬるした感覚が少しあると思いますが、ゼラチン質が溶け出しているためで、全てを落とそうとすると絵柄がどんどんなくなってゆきます。汚れた部分だけを落とす要領で、守る部分を見極めながら、写真をよく見て洗ってください。デリケートな部分は絵筆を使うとより微細に洗えます。
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泥汚れが落ちたら清水ですすぎをします。蛇口の水を直接当てると写真像が崩れてしまうことがあるので直接当てない方がよいです。別の容器に水を張り、水中を泳がせるような形ですすぐと良いと思います。すすぎは軽くすすぐ程度で十分です。その後は水をよく切り写真を乾かします。水切りはネコ避け・カラス避けのようなものがあるととても便利です。100円ショップで売ってます。
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乾かすときは、写真を重ねず1枚1枚に空気が当たるようにします。
新聞紙の上に並べておくだけでも乾きます。屋外であれば洗濯物干しに干しておくのがよいと思います。物干しに干す場合は写真に洗濯ばさみの跡が付く場合があるので、なるべく写真の端を挟むようにしておきます。


富士フイルムさんのYouTubeに詳細な映像があります。
要領はこちらの映像を参考にしてください。
©富士フイルム株式会社

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部分洗い/水拭き/乾拭き
浸食が深く進行した写真は、水洗いしないほうがよい場合が多いです。像が剥がれて真っ白になってしまうことがあります。心配な時は写真のフチを少し試してから行うとよいでしょう。部分洗いも有効です。水には全部浸けずに水面でちょっとずつ浸して洗う感じです。人物などの被写体はしっかり残し、フチの部分だけ洗い落としていくと、大切な写真を白くせず守ることができるでしょう。大抵の写真は端から水が浸透するので、端の方が劣化しています。バクテリアに侵されたところはできるだけ落としたほうがよいのですが、多少汚れが残っていても大きく問題があるわけではないです。どこまで落とすかは一概に決められません。背景も写真の一部ですので、その辺は写真像を見ながら判断をおこなってください。
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水洗いが困難な場合はウェットティッシュで水拭きをする方法もあります。慎重に写真の端の方からゆっくり汚れを落としていきます。綿棒を利用すると人物の周辺なども精細にクリーニングすることができます。損傷部分に指紋が付くのでゴム製の手袋にをして作業すると良いと思います。インク滲みの汚れはエタノールがあると簡単に落とすことができます。しかし落ち過ぎてしまうので注意してください。表面にはあまり使用しないほうがよいと思います。当方では主に裏面のインク滲みに使用していました。フエルアルバムの糊が取れにくい時にも使えます。
全く洗えない写真は乾燥させて乾拭きする方策もあります。泥落としはダスター用の硬めのハケが役立ちます。泥粒をプリペードカードではじき飛ばすというのも良いです。ペットボトルの蓋も役立ちました。写真に傷が付かないようにあらかじめヤスリでバリ取りをしておきます。
損傷が大きい写真は洗浄を諦めることも選択のひとつになってきます。その場合はカメラで撮影してデータを残しておきます。データがあれば後からプリントすることもできます。

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ベタベタが取れない写真
ゼラチン質が軟化して表面のベタベタが取れない写真というのも出てくると思います。軽減させることはできますが何をやってもベタベタは取れません。重ねると写真同士がくっついてしまうので重ねない方がよいです。そのままアルバムに入れるとカバーフィルムに貼り付いてしまいます。当方では貼り付かないように一旦OPP袋に入れてからアルバム収納するという方策を取っていました。OPP袋は上辺を切ってL字型にしておきます。これで最悪袋に貼り付いても取り出すことはできます(袋からは出さない方がいいですが)。
ニスを塗る、ラミネートパウチする、パウダー状のものをかけるなど、いろいろ方策はあるのですが、失敗するリスクも高いので、OPP袋に入れてしまうのが一番のお薦めです。100円ショップでいろんなサイズが売ってます。

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その他の注意すべき写真
インクジェット/ポラロイド/ラミネートパウチなどは水洗いに不向きです。インクジェットは水濡れで変色してしまい、ポラロイド類は破損箇所より水が入り、内側にカビが生えることもあります。水洗いする場合はさっと洗ってすぐ水気を切ってください。できれば拭いて落とすほうがよいです。
白黒写真はコーティングがないものが多くデリケート
です。カラー写真よりも注意が必要です。乾拭きで済ませた方が良い場合も多いです。写真の端を少し試してから洗浄してください。

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アルバムの解体
アルバムを解体し写真を取り出す

濡れた写真をアルバムに入れたままにしておくと、カビやバクテリアの増殖が進むことがあります。乾いたものでも一度水濡れしたアルバムはできれば解体し、写真を取り出すほうがよいと思います。
下記を参照していただましたらと思います。より慎重に写真を守るために一旦カバーフィルムごと外していくというのがポイントです。台紙から写真を剥がす際はペインティングナイフなどがあると便利です。写真と台紙の間に滑り込ませ、こじ開けるような形で外します。ない場合はカッターの刃でも可です。その場合は写真を切らないように注意してください。

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フエルアルバム(接着タイプ)の場合
カッターで写真周囲に切り込みを入れ、カバーフィルムごと写真を取り出します。いきなりカバーを剥がすと、写真の像まで一緒に剥がれてしまうことがあります。カバーごと一旦アルバムから外し、その後に1枚1枚を取り出す要領です。切り込みを入れる際は裏側の写真を切ってしまわないように気をつけます。

ポケットアルバムの場合

ポケットアルバムはカバーの蝶番を外すと簡単に解体することができます。この場合も同様に、写真を引き抜かず、カバーごと写真を外し、その後に写真を取り出します。

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裏面に接着糊が付いている場合は先に取り除いておきます。ナイロンたわしなどで擦ると糊を落とすことができます。カバーフィルムを剥がす際は、劣化の少ない側から剥がすとよいと思います。人が写っている場合は顔とは反対の方向など、影響の少ない方角から剥がしてゆきます。人物に劣化が掛かっている場合は慎重。場合により剥がすことを断念する必要も出てきます。

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データ化による保護
可能であれば洗浄前にカメラやスキャナーでデータを撮っておくとよいです。後で復元することもできます。手元に専用機材がない場合はスマホのカメラでも大丈夫です。最近のスマホは解像度も高く、切り出しができるスキャンアプリもあります。撮っておくことで写真像が失われるリスクを避けることができます。腐食が侵行した写真はとりわけデータ化のメリットが大きいです。データを撮る際はできるだけ泥を払ってからがよいです。
Smartphone_Data
スマートフォンのスキャンアプリは現在では様々な種類があります。無料で利用できるものも多いです。当方では記録用に下記を使用していました。
Googleフォトスキャン  iOS android

時間がない、すぐ洗浄できない、写真が大量にあるという場合は、何でもいいのでとりあえず撮っておくということでいいと思います。データ化しておけば、後から保全したい部分だけトリミングすることもできます。多少の泥であれば画像処理で消すことも可能です。腐食してしまうと元には戻せません。早めの撮影をお薦めします。
また写真の臭いが気になる洗浄が大変そうで処分を検討している、という方もいらっしゃるかもしれません。データ化してプリントする方法があるので、処分をする前にいま一度ご検討くださいましたらと思います。ひとまず撮っておくということで救えます。

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卒業アルバム等  印刷物の保護
水濡れした卒業アルバムなど。印刷物は貼り付きやすいのでより注意が必要です。ページが貼り付く前に処置する必要があります。
塗工紙(コート紙/アート紙)に印刷されたものについて。下記東京都立図書館さんの動画に詳しく処置法が紹介されます。濡れた状態を保つこと。乾くとくっついてしまうことなど。写真の初期処置と真逆なことも多いです。貼り付かないように濡れたまま時間稼ぎすることなど。詳細に対処法が紹介されますのでご覧ください。

被災・水濡れ資料の救済マニュアル 
東京都・東京都立中央図書館さん YouTubeより ©東京都


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乾く前に対処する必要がありますが、ご家庭内で簡単にできることに絞ると、貼り付き防止の吸水紙による乾燥が良い対処法なのかもしれません。長いこと濡れているとカビが生えてしまいますので、この場合早期に対処する必要があります。すぐ対処できない場合は、上記動画のように冷凍や脱酸素の処置が必要になってきます。発災直後は電気や水道も止まり、家電も水没しているかも知れません。だからこそなお、早めの応急処置を心掛けていただけましたらと思います。紙を挟むだけで結果が違ってくるかもしれません。過去の経験では、多くの卒業アルバムがカビてしまい、なお貼り付いてしまいました。
ある程度乾いた後で圧力を加えるとゴワゴワになることも防げます。板に挟んで漬け物石など乗せておきます。動画の13分以降を参照してください。

一般書籍の場合(小説本など)は以下も参考にしてみてください。
水にぬれた資料を乾燥させる
http://ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation/manual_drying.html
国立国会図書館さんより

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写真がくっついてしまった場合
重ねて保存していた写真がそのまま乾くと、写真同士がくっついてしまうことがあります。そのような写真でも大方剥がすことはできます。
浸食が軽い場合は、固まりを水に浸けて端から少しずつ剥がしていくとうまく剥がれてきます。数枚の固まりごと隙間に水を入れていくような要領です。ある程度剥がしたら、さらに1枚1枚を分離します。端の方だけ強く固着しているというケースが多いです。真ん中の方は比較的容易に剥がれてくると思います。
浸食が重い場合は、水に浸けることは避けたほうがよいです。表の絵柄が落ちてしまうためです。水には浸けず剥がしやすい箇所を基点に注意深く剥がしていきます。なかなか簡単には剥がれないと思います。ペインティングナイフで介助を入れたりしながら少しずつ剥がします。状態によっては多少の損壊が伴ってきます。それでも剥がすべきかはよく考えながら行ってください。間に水滴を垂らすと多少は剥がれやすくなります。ティッシュに水を含ませポタポタ落とす感じです。使い捨てカイロで少し温めるとゼラチン質が軟化します。剥がれにくい場合は試してみてください。
Kuttsukihagasi_Image
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記した以外にも方策は沢山あります。ここでは主に初期段階の応急処置に限定してまとめました。被災された皆様の写真を救うにあたり、役立つ部分があれば参考にしてください。有用な部分があれば実践してみてください。
(課外のあらいぐま 一同)


釜石市ホームページより以下のアナウンスです。
釜石市役所内で思い出の品(震災拾得物)の写真データと台帳リストの閲覧ができます。データ化済のものはパソコンで、それ以外は従来からある台帳リストで閲覧することができます。釜石市内で思い出の品をお探しの方は、是非ご覧になっていただければと思います。

釜石市ホームページより
思い出の品(震災拾得物)写真データの閲覧について
Kamaishi_Omoide_Info
閲覧場所:
釜石市役所第2庁舎 環境課内

釜石市只越町3-9-13)

日時:
平日(月〜金)
9:00〜17:00
(土日祝年末年始除く)

閲覧可能データ数(現在)
写真 約45,000枚
(全量約130,000枚)

※データ化済写真: 閲覧用パソコンで閲覧可
 未データ化写真: 別途写真台帳で閲覧可


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今でも多くの未返却写真があります。これまで諦めていたという方でも、まだ見つかる可能性は残されていると思います。またお知り合いの方が写っている写真を見かけたという場合は、ご本人やご家族の方にお伝えいただけましたらと思います。人伝で返却が実現することもあります。「市役所で閲覧ができる」ということを市民の皆様へお知らせください。データ化は現在進行中で、今後もさらに追加されていかれるとのことです。

このようなことが可能になったのは、ひとえに釜石市職員方々の温情と、保管を継続されデータ化を選択されたその英断に拠るところと思います。
保全する作業は様々な方のサポートのもと進められてきました。一端にいた私たちも返却の継続は何よりも願っていたことでした。お手元に戻りますことを祈っております。

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これまでの経緯
経緯について。現存する記録を参照にいくつか記します。
津波流出した「思い出の品」の数々は、これまで多くの方々の手により保護されてきました。それは単なる流出物ではない、住民の方の「大切なもの」という共通認識のもと保護されてきたものと思います。早期に返却されたものもあれば、未返却のものもあります。未返却のものは現在に至るまで大切に保全されてきました。

2011年:捜索・拾得・集約
写真をはじめとする「思い出の品」は、自衛隊・警察・消防による捜索復旧活動の際に多くが保護を受けています。住民の方々による拾得、瓦礫撤去作業の際に保護されたもの、ボランティアによる拾得作業など、様々な経過を経て保護集約されました。

陸上自衛隊八戸駐屯地さま捜索復旧活動の記録
2011/3 2011/4 2011/5 隊員さま証言
(八戸市HPより)


2011年:集約・洗浄から公開返却
集約は旧市民文化会館・旧橋野小学校などの地域拠点に一旦集められました。社協さん派遣のボランティアにより写真洗浄が行われ、種類別・拾得場所別に整理され公開返却されていました。カリタス釜石さんをはじめ多くのボランティア協力によりその活動は支えられていました。最終的に旧市民文化会館にすべてが集まりしばらく公開されていました。

災害ボランティアセンターでの洗浄
2011/6/3 2011/6/21 2011/7/28
(釜石社会福祉協議会さまより)

旧市民文化会館での展示
2011/6/3
(カリタス釜石さまより)
2011/9/6
(311アーカイブ釜石さまより)

旧橋野小学校での洗浄・展示

2011/7/9 2011/8/28 2011/9/13 2011/9/14
(カリタス釜石さまより)
2011/9/6
(311アーカイブ釜石さまより)

唐丹公民館での洗浄
2011/7/27
(カリタス釜石さまより)

箱崎での洗浄・返却
2011/9/14 2011/10/2
(遠野まごころネット写真班さまより)


2013年まで:その後の台帳展示
公開返却とともに、代表写真を一覧にした台帳が作成されます。手掛かり情報などもまとめられ、原初のデータベースになりました。台帳は釜石駅前のシープラザ遊など各所で展示され、2013年3月まで公開が行われました。

旧市民文化会館にて
2012/4/25
(加藤商事さまより)

シープラザ遊にて
2012/6/7 2013/3/18
(サポートセンターRIASさまより)


2013年以降:データ化・再洗浄
その後の台帳閲覧は市役所内で引き続きます。並行してデジタルデータ化が進められました。原本写真の再洗浄も行われ、長期的な保管にも耐え得るかたちでアルバムにまとまりました。作業は三陸アーカイブ減災センターさま基点に、各地の写真洗浄ボランティア・企業CSRなどの協力により進められました。

2014/2/22 2014/6/14 2014/9/6
(写真洗浄@光が丘さまより)
2014/11/9 2015/6/13 2016/4/23
(あらいぐま作戦in山口周南さまより)
2015/3/12 2015/6-8 2015/9-12
(横浜ねこの手さまより)
2014/7- 2015/2-3
(連合神奈川さまより)
2016/12/10
(横浜MM思い出返し隊さまより)
活動報告 2014年
(Amazon Japanさまより)
社員のボランティア活動 2014/9/4
(マニュライフ生命さまより)
2014/7/6
(ROCKCORPS JAPANさまより)
2014/5/18・25 2015/8/30 まとめ
(課外のあらいぐまより)


2016年秋以降
市役所内でデジタルデータの公開が始まりました。初回約45,000枚が公開され、今後もデータ化が済んだものから追加が行われます。未データ化の写真も従来からある台帳で閲覧することができるようになっており、見つかった思い出の品は保管場所から取り寄せるというかたちで返却運営が行われています。

思い出の品(震災拾得物)写真データの閲覧について
(釜石市 総務企画部 総合政策課 震災検証室さまより)
Kamaichi_Omoide_Kouhou
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機会を繋がれた釜石市職員の方々、関係者の方々に最大限の敬意を表したいと思います。
思い出の品返却がさらに進んでいきますことを祈っております。
(K1・松浦)

(2017/8/31 追記)
『陸前高田市思い出の品』東京返却会
東京では2回に分けて返却会が行われます。
津波で流出した写真アルバム・卒業証書・はがき・木像などの物品がデータ閲覧・台帳閲覧できます。見つかった写真はその場でフォトプリント、もしくは後日原本の郵送などの形で返却が行われます。会場は『飯田橋セントラルプラザ』。曜日によって階が違います。
一部エレベーターが工事中でB1階へのルートが少し分かり難くなっています。B1階へは「11−20」の表示があるエレベーターをご利用ください。また地下鉄入口のB1階からは直接行けません。ご注意ください。1階エレベーターホール前に係員がいますのでお訊ねください。

『陸前高田市思い出の品』東京返却会
場所:飯田橋セントラルプラザ
東京都新宿区神楽河岸1-1(最寄駅:飯田橋駅)
https://goo.gl/maps/P3WBvM68gQA2
 10階 東京ボランティア市民活動センター(金)
 B1階 都内避難者相談拠点会議室(日・月)

8/18(金)〜21(月)  終了
■9/1(金)〜4(月)

 9/1(金)13:00-20:30[10階]
 9/2(土)9:00-20:00[B1階]
 9/3(日)9:00-20:00[B1階]
 9/4(月)9:00-12:00[B1階]

陸前高田市の写真に取り組んでいた頃の東京の活動では、多数のご出身の方、地域に所縁のある方のサポートを受け作業してきました。作業中にご家族やご友人の写真が見つかることが何度もありました。また高田町鳴石の返却会場に伺った際は、東京近郊より帰省された方が写真を探しに来られていました。東京での返却会をずっと待ち望んでいました。
この件に際して陸前高田市思い出の品さんは1年以上前より調整を続けてこられ、仙台・岩手内陸部の開催と共に実現しました。
第1クール(8/18-21)では、SNSや報道、口コミでいらっしゃった方が多数訪れ、それぞれに写真を見つけられ持ち帰られていました。
第2クールは9/1(金)〜4(月)です。
貴重な機会になります。次の機会というのが今のところ予定にありません。是非足を運んでいただけましたらと思います。陸前高田にご縁がある方でしたら、直接被災した方でなくても大丈夫とのことです。ご親戚やご友人の写真を見つけた方もおられました。お届けいただけましたら幸いです。
是非お伝えくださいませ。

返却会の様子。下記ご参照ください。
テレビ朝日さん「テレ朝news」より
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000108179.html

毎日新聞さん(2017/8/18)より
https://mainichi.jp/articles/20170819/k00/00m/040/028000c

毎日新聞さん(2017/8/15)より
https://mainichi.jp/articles/20170815/mog/00m/040/006000c

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(2017/8/16 記)
岩手県『陸前高田市思い出の品』さんの活動についてお知らせします。
市による震災拾得物等返還促進事業が、平成29年11月末をもって一旦終了の見込みになりました(鳴石会場における返却は11/22まで)。それに伴い、市内、岩手県内各地、仙台、東京にて出張返却会が開催されます。
スケジュールは概ね下記の予定です。遠方に避難されている方々、赴任されている方々にはとても貴重な機会になるのかもしれません。是非この機会にご覧になっていただけましたらと思います。陸前高田にご縁があります皆様にお伝えください。詳細は市ホームページをご参照ください。
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【陸前高田市内】

陸前高田市思い出の品鳴石会場
■11/22(水)まで
 
陸前高田市コミュニティホール
■10/21(土)〜29(日)
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【岩手県内(内陸)】


北上市総合福祉センター
■8/8(火)
■11/18(土)
 
もりおか復興支援センター
■8/26(土)
■10/9(月・祝)
■11/12(日)
 
花巻市総合福祉センター
■10/7(土)
 
一関市総合福祉センター
■10/14(土)
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【仙台市内】

仙台市福祉プラザ
■8/5(土)
■11/5(日)
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【東京都内】

飯田橋セントラルプラザ
  10階 東京ボランティア・市民活動センター(金)
  B1階 都内避難者相談拠点会議室(日・月)
■8/18(金)〜21(月)
■9/1(金)〜4(月)


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陸前高田市HPより
Rikuzentakata_Henkyaku_Schedule
RikuzentakatashiOmoidenoshina
陸前高田市思い出の品 Facebook
詳細の情報は陸前高田市思い出の品さまFacebookをご覧ください。

(課外のあらいぐま)

『課外のあらいぐま』として釜石市の写真作業に当たった作業経緯をまとめました。陸前高田市の作業と並行していたところもあります。また企業CSRとの協働作業、イベント内での作業、全体進行を担っていた松浦様の作業なども一部含め記しました。「課外ぐま周辺での」と言った方が適切かもしれません。それ以外にも個々人が行ったデータ作業、手掛かり抽出作業などを含めると、記しきれないほど多岐に渡る作業がありました。ここに記すことは一部です。活動報告があるところは日付にリンクを張りました。その日の中心的な作業内容を記しています。ご参照ください。

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2016
返却になります。6回に分けて段階的に行いました。社協さん分室での作業が中心した。「データ/アルバム/情報」の相互確認を行い、4月中旬までに大方の返却が済みました。それ以降は同一持ち主の方のアルバム再編、1枚写真の作業、データ修復など行います。夏までに全作業が終わりました。約5万枚、3800余りのアルバム/データを釜石へ向け返却しました。企業CSR活動との協働作業で進めてきました。関わるすべての方による作業結果です。この先に釜石市内で返却ベースに位置づけるための諸作業があり、引き継がれます。
Kagai_Kamaishi_2016
2016/6月〜8月 
データ修復/スキャン/アルバム作成/返却準備/返却 #6
2016/5/22・31 
返却準備/データ作業/返却 #5
2016/4月中旬〜5月中旬 
1枚写真作業/手掛かり作業/アルバム再編/データ作業
2016/4/3・10 
アルバム作成
2016/3月〜4月上旬 
1枚写真再編/手掛かり作業/データ作業
2016/3/4・5・4/19 
返却準備/照合作業/修正作業/データ作業/返却 #4
2016/2/24・26・27・29 
照合作業/修正作業/データ作業
2016/2/17・22・28 
返却準備/照合作業/返却 #3
2016/2/14 
アルバム再編/照合作業/修正作業/データ作業/スキャン
2/12・13・15・19 
返却準備/データ作業/仕上げ作業/照合作業/返却 #2
2016/2/1・3・4・6・8 
返却準備/照合作業/仕上げ作業
2016/1/31 
写真整理/返却準備/アルバム作成
2016/1/27・28・30 
照合作業/手掛かり作業/データ作業
2016/1/25・2/1 
返却準備/照合作業/データ作業/返却 #1
2016/1/22・23 
返却準備/照合作業/修正作業/アルバム修正
2016/1/8・9・16・20 
照合作業/修正作業/アルバム再編/アルバム修正/手掛かり作業

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2015
前半は主にコミセンでの作業です。洗浄が一段落してアルバム作成を始めました。スキャニングは継続して続きます。アルバムを作る際には、データとの整合性をはかるための照合確認が不可欠でした。照合班と作成班の2班に分かれてアルバム作業を続けていきます。破れた写真を補修したり、ベタ付きのある写真を保全したりする処置もありました。後半は社協さん分室での作業が中心になります。手掛かり情報の抽出を進め、データとアルバムの照合修正をはかりました。
Kagai_Kamaishi_2015
2015/12/27 
アルバム再洗浄/データ作業/照合確認/スキャン
2015/12/18・19・21・26 
照合作業/アルバム修正/返却準備/手掛かり記入/スキャン
2015/12/13・20 
照合作業/返却準備/アルバム修正/大判写真作業/スキャン
2015/12/5・7・11 
照合作業/手掛かり記入/手掛かり再考/アルバム修正/アルバム再編
2015/11/26・28 
手掛かり記入/照合作業/アルバム修正/返却準備/フエルアルバム作業
2015/11/4・6・13・18・20 
アルバム修正/手掛かり記入/照合作業
2015/11/22 
大判写真作業/フエルアルバム作業/アルバム作成/手掛かり作業/後処置/スキャン
2015/11/15 
大判写真作業/照合作業/アルバム作成/補修/後処置
2015/11/1・8 
アルバム作成/前処置/照合作業/手掛かり作業/補修/スキャン
2015/10/22・23・29・30 
照合作業/修正作業/手掛かり作業/データ作業
2015/10/17・18 
写真整理/照合作業/アルバム修正/アルバム作成/スキャン/補修
2015/10/10・11・12 
照合作業/アルバム修正/アルバム作成/データ作業/スキャン
2015/10/3・4 
照合作業/アルバム修正/スキャン
2015/9/27 
照合作業/アルバム修正/スキャン
2015/9/21・22 
照合作業/アルバム作成/アルバム修正/スキャン
2015/9/19・20 
手掛かり抽出/写真整理/アルバム作成
2015/9/9 
盛岡返却会返却
2015/9/6・13 
手掛かり抽出/補修/後処置/アルバム作成/スキャン
2015/8/30 
写真整理/照合作業/アルバム作成
2015/8/23 
アルバム作成/照合作業/補修/後処置/スキャン/データ作業
2015/8/16 
ROCKCORPS #2 写真整理/スキャン/補修/後処置/アルバム作成
2015/8/9 
アルバム作成/照合作業/1枚写真整理/スキャン/データ作業
2015/8/2 
アルバム作成/照合作業/スキャン/データ作業
2015/7/12・19 
アルバム作成/照合作業/スキャン/データ作業
2015/7/5 
アルバム作成/照合作業/後処置/補修/スキャン/データ作業
2015/6/28 
アルバム作成/照合作業/後処置/補修/スキャン/データ作業
2015/6/21 
アルバム作成/照合作業/後処置/スキャン/データ作業
2015/6/14 
ROCKCORPS #1 写真整理/スキャン/前処置/後処置
2015/6/7 
写真整理/照合作業/アルバム作成/スキャン/データ作業/補修
2015/5/24・31 
アルバム作成/照合作業
2015/5/3・4・10 
アルバム作成/照合作業/スキャン/データ作業
2015/4/19・26 
アルバム作成/照合作業/補修/後処置/スキャン
2015/4/5 
アルバム作成/照合作業/写真整理
2015/3/22・29 
アルバム作成/照合作業
2015/2/28・3/1・8 
進行ミーティング/写真整理/データ整理/アルバム作成
2015/2/1・8・22 
洗浄/スキャン/補修/後処置/写真整理
2015/1/11・24・25 
洗浄/スキャン/後処置

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2014
数回に分けて写真をお預かりしました。1月より課外のあらいぐまでの作業が始まります。砂落とし・はがし(前処置)から始め、データ化を進めます。データ化には高精度なフラットベッドスキャナーと高速なドキュメントスキャナー双方を使用し、写真の状態に応じて使い分けました。スキャンが終わった写真は水洗浄・乾洗浄を行い、より綺麗な状態にするとともに、補修・エタノール洗浄なども行い、長期保管に備えられるようにしました。企業CSR活動との協働作業(マニュライフ生命さんamazonさんなど4社)、イベント協働作業(ROCKCORPS)も進めます。あらゆる形で協力者の輪を広げ、少しでも早く作業が終わることを目指しました。
Kagai_Kamaishi_2014
2014/12/27〜31 
釜石市内作業(写真整理・事務整理)
2014/12/7・20・21 
補修/前処置/後処置/データ確認/写真整理/スキャン
2014/11/23・30 
洗浄/スキャン/補修
2014/11/9 
洗浄/スキャン/後処置
2014/11/2 
洗浄/スキャン/写真整理/後処置/補修
2014/10/26 
洗浄/補修/作業道具作成/手掛かり抽出/スキャン
2014/10/5 
洗浄/写真整理/後処置/スキャン
2014/10/3 
港区企業サポート出張
2014/9/23 
洗浄/スキャン(+南町コミセンイベント参加)
2014/9/21・28 
補修/手掛かり抽出/データ整理/写真整理/スキャン
2014/9/14 
洗浄/スキャン/補修
2014/9/7 
洗浄/スキャン/前処置/補修/手掛かり抽出
2014/8/25・27・9/3 
調布市企業サポート出張(マニュライフ生命様)
2014/8/31 
ROCKCORPS #6 前処置/スキャン
2014/8/24 
ROCKCORPS #5 前処置/スキャン
2014/8/17・30 
洗浄/前処置/スキャン
2014/8/9・10 
洗浄/スキャン
2014/7/29・8/8 
調布市企業サポート出張(マニュライフ生命様)
2014/8/3 
ROCKCORPS #4 前処置/スキャン
2014/7/27 
ROCKCORPS #3 前処置/スキャン
2014/7/20・21 
洗浄/補修/スキャン/照合作業
2014/7/19 
目黒区企業サポート出張(Amazon様)
2014/7/12・13 
写真整理/照合作業/洗浄/前処置/スキャン
2014/7/6 
ROCKCORPS #2 前処置/スキャン
2014/7/5 
照合作業
2014/6/29 
ROCKCORPS #1 前処置/スキャン
2014/6/28 
洗浄/スキャン/後処置
2014/6/24
写真お預かり
2014/6/21 
目黒区企業サポート出張(Amazon様)
2014/6/14・15・22 
照合作業/管理作業/補修/スキャン
2014/6/9〜13 
釜石市内作業(写真整理)
2014/6/8 
洗浄/スキャン/写真整理
2014/6/1 
洗浄/前処置/写真整理
2014/5/24
写真お預かり
2014/5/24 
渋谷区企業サポート出張
2014/5/18・25 
洗浄/スキャン/前処置
2014/GW後半+α 
洗浄/スキャン/前処置
2014/GW前半 
洗浄/スキャン/前処置
2014/4/27・29 
洗浄/スキャン/前処置
2014/4/20 
洗浄/スキャン/前処置
2014/4/12・13  
洗浄/スキャン(+コミセン内イベント)
2014/4/6 
洗浄/スキャン/前処置
2014/3/30 
洗浄/スキャン/前処置
2014/3/23 
洗浄/スキャン/前処置
2014/3/22 
前処置/スキャン
2014/3/15 
前処置/スキャン
2014/3/9 
洗浄/前処置/スキャン
2014/3/8 
武蔵野市民社協イベント作業(前処置)
2014/3 
イベント参加(釜石応援サミット/荒川区社協釜石イベント)
2014/3/1・2 
前処置/スキャン/洗浄
2014/2/22・23 
前処置/スキャン
2014/2/22
写真お預かり
2014/2/1・2 
前処置/スキャン
2014/1/25・26 
前処置
2014/1/19 
課外のあらいぐま釜石作業開始/前処置
2014/1/11〜18
写真整理
2014/1/11
写真お預かり

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2013
2013年夏より準備が始まりました。大半が釜石市内における作業です。釜石市より作業委託を受ける三陸アーカイブ減災センターさん、進行管理の松浦さんを中心に、様々な方の協力のもと写真整理が進められました。種類別・状態別に写真を仕分けし、役割ごとに箱分けされました。11月より写真洗浄@光が丘さんはじめ一部で先行作業が始まりました。この時期、課外のあらいぐまは陸前高田市の写真作業に取り組んでいました。翌年より着手します。機材類・道具類の準備を秋口から始め、事前段取りを進めました。横浜ねこの手さん・山口あらいぐまさんなどでも作業が始まります。

2013/10〜12
開始準備
2013/10/19〜30 
釜石市内作業(写真整理)
2013/9/29 
進行ミーティング
2013/9/7〜12
釜石市内作業(写真整理)
2013/8/18〜21 
釜石市内作業(写真整理)

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これまでの大まかな流れでした。
現状判る範囲です。内容が正確でないところもあるかもしれません。判れば修正します。途中までのブログ記事は参加者さんへの伝達のつもりで記していたので、記述が詳細に及ぶところもあります。ご了承ください。
(K1)

会計報告を更新しました。下記リンクをご参照いただければと思います。

課外のあらいぐま会計報告

消耗品費、プリント代などを加算した他、これまで未精算でいたサーバー代も記入いたしました。沢山の活動支援金のご寄付を頂きましてありがとうございました。
ここに記されていることは予算面に関することで、これ以外にも物品面では機材類、道具類、文具類など、記しきれないほど沢山のご支援を受けています。Amazonさんのリストを通じた消耗品のご寄付もありました。

皆様のサポートにより活動運営が成り立っておりました。
心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
(K1・松浦)

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